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担当者0の3Dスキャン日記 「No2-スマホ3Dスキャン:JIMTOF編」

先日東京で行われたJIMTOF(日本工作機械見本市)2024へ行ってきました。 JIMTOFとは、知る人ぞ知る日本最大の工作機械の展示会です。今回はその様子を記載いたします。

2回目となる今回は、JIMTOF会場!・・・ではなく、出張の際に宿泊した「ホテルの部屋」を3Dスキャンしてきました。東京ビックサイトは大きすぎてスマホじゃさすがに無理ですね!

JIMTOF会場はものすごく盛況でした。東京ビックサイトに行ったことがある方はご存知かもしれませんが、会場はとても大きく、メインの東館だけでなく、西館、南館と全ての会場を使い、工作機械、工具、各種ソフトウェア、ロボット、AM(3Dプリンター)、3Dスキャナなど、幅広い展示をしておりました。

超巨大な加工機や精密な5軸加工サンプル、ロボットによる自動化の提案など、様々な展示がありましたが、どれもとてもすごかったです!(語彙力)。また、今回のJIMTOFではAM(3Dプリンター)や3Dスキャナの展示もあり、現在の最新情報やトレンドを知ることができ、とても参考になりました。公式アナウンスより発表された来場者数を見てもいかに盛り上がっていたかがわかりますね!(会場地図/来場者数:JIMTOF公式サイトより:https://www.jimtof.org/jp/index.html)

以下に、会場で参考になった展示物を、切削加工品を中心に少しだけ転載いたします。

【Aiソリューションズ様x協賛企業様: https://www.ai-sols.co.jp/machining/3364/ 】 同時5軸加工でとても複雑な加工をしています!「hyperMILL」の5軸ツールパス機能と「Vericut」の”NC”マシンシミュレーション機能、それを活用して加工した技術者の努力に感心しました。

【Autodesk様xなんとか重工様: https://www.youtube.com/watch?v=N9XMyWHwRdo 】 Autodesk Fusionの機能(拡張機能含む)のみを使って、同時5軸加工パス~マシンシミュレーション~機上計測までを行い、当日は実機(ブラザー工業M200)での加工も行っておりました。従来は数百万円程かかるような内容が、Fusion1つで出来るようになっていたのは驚きですね。※FusionCAMのマシンシミュレーションはツールパスシミュレーション)

【碌々スマートテクノロジー様xキャステム様: https://www.castem.co.jp/project/detail?id=2237 】 5軸と思いきや、3軸加工機で10工程の手間を掛けて加工しているそうです!とても小さく精巧な作りでインパクト大でした。

【DMG MORI様: https://www.dmgmori.co.jp/corporate/dreamcontest/award/2024.html 】「切削加工ドリームコンテスト」の作品が展示してあり、どうやって加工したのか想像出来ない様なものがたくさん展示してありました。「岩手大学 高度試作加工センター」様もアカデミック部門での受賞、おめでとうございます。

また、MAZAK様のブースでひときわ賑わっていた工作機械のカプセルトイコーナーですが、全国のガチャガチャでも購入できるようになりました。刺さる人には刺さる商品ですね。見つけたら手に入れて、最新工作機械の設備導入気分を味わいましょう!(トイズファクトリー公式サイトより:https://toyscabin.com/product/20240702_736.php

弊センターでも(個人的に)5軸加工機と立形マシニングセンタを導入しました!とても細かいところまで作り込まれております。

ちなみにFusion CAMのマシンシミュレーションライブラリには、実は同じ機種(5軸加工機:C-600)のデータが登録されているので、CAMのマシンシミュレーションで仮想的に動かすことも可能です。※画像内の3Dデータは少し改造したものです

以上です。今回はJIMTOF2024についての報告でした。みなさんも展示会やセミナーに行くと新たな発見があるかもしれません。ぜひ足をお運びください。

ということで、弊センターで開催するセミナーの方もご検討のほど宜しくお願い致します。

小野寺