2016年のJIS改正により図面に幾何公差を用いることが推進されているなかで、近年は幾何公差図面が多くなってきています。図面は、設計者と製造担当者だけが意思疎通できればよいものではなく、業務のバックグラウンドで図面を扱う関連部門のスタッフにも設計意図がつかめるものでなければいけません。そのためにも、図面に描かれた設計意図という重要情報を次のプロセスへそつなく伝達する関連部門のスタッフは、設計者に準ずる程度に幾何公差の正しい知識を得ておく必要があります。
本セミナーは、主なターゲット層を「実務で図面を読む仕事に就いている関連部門の方々」に定め、一見難しそうな幾何公差だけに特化して、概念と基礎知識をやさしく解説するものです。
受講後に期待される効果
・幾何公差の概念と基礎知識を得ることで、幾何公差図面が解釈できるようになる
・設計者が図面上で誤った指示をしていても、自分自身で正しい意図を推測し、伝達できるようになる
・設計者自身があいまいな理解で幾何公差を適用している場合、それを見つけフィードバックを行うことで、
設計者ともども資質の向上につながる