製品や設計の信頼性を高めるために重要な手法として広く活用されているのが、FMEA(Failure Mode and Effects Analysis:故障モード影響解析)とFTA(Fault Tree Analysis:故障の木解析)です。FMEAは、製品やプロセスに潜む故障モードを洗い出し、その影響やリスクを評価して優先順位をつけ、対策を講じる体系的なボトムアップ方式です。一方、FTAは、不具合や事故といった特定の事象を頂点に据え、そこに至る要因を論理的に分解して原因を明確化するトップダウン方式で、未然防止やトラブルシューティングに有効です。
本セミナーでは、「品質とは何か」という基本から、再発防止と未然防止の考え方、そして設計プロセスにおけるFMEA/FTAの役割をわかりやすく解説します。さらに、標準的な進め方や実務にどう組み込むかを事例と演習を交えて学ぶことで、現場で活用できる実践力を身につけることができます。品質向上を目指す設計者や品質保証担当者にとって、FMEA/FTAの理解と実践は競争力を支える大きな武器となります。本セミナーを通じて、設計品質の強化と未然防止に向けた第一歩を踏み出しましょう。