製品の信頼性を高めるためには、これまでの経験や勘に頼るだけでなく、客観的なデータに基づいた判断が不可欠です。特に近年は、製品の高度化や使用環境の多様化により、不具合の発生要因も複雑化しており、属人的な判断だけでは十分な対応が難しくなっています。そのため、設計段階から定量的な評価を取り入れ、根拠を持って信頼性を確保していくことが求められています。
本セミナーでは、信頼性の基本的な考え方からスタートし、信頼度やワイブル解析といった定量的な評価手法について、初めての方にも理解しやすい形で解説します。また、バスタブ曲線や故障の発生パターンを通じて、製品がどのように壊れていくのか、そのメカニズムを体系的に理解していきます。さらに、耐久寿命試験、加速試験、環境試験など、各種信頼性試験の意味と目的を整理し、どのように現場で活用すべきかを具体的に学びます。加えて、フェールセーフ設計やディレーティングといった信頼性を高めるための具体的な設計手法についても解説し、設計段階でどのような工夫ができるのかを実践的に理解します。さらに、FMEAやFTAを用いたリスク分析の進め方についても取り上げ、不具合を未然に防ぐための考え方と手順を体系的に習得します。
設計者だけでなく、生産技術、品質管理、さらには製造現場に関わる方々にも役立つ内容となっており、部門を越えて共通の視点で信頼性を捉える力を養うことができます。「データに基づく信頼性向上の考え方」を身につけ、現場で実践できる知識として活用していただくことを目的としたセミナーです。